わたしたちが
働いています
スタッフインタビュー
やりがい、大変だったこと、
一日のスケジュール・・・
スタッフにインタビュー&
密着してみました。
土井 美加子
平成28年1月 入社
―かぞくの家さくら の第一印象はどうでしたか。
面接の際に、まず実習に来てみるように誘っていただきました。その時に目にした、障がいのある妹さんと非障がい者であるお姉ちゃんが、他の子どもたちと一緒に笑い合って遊んでいる様子は、今でもはっきりと覚えています。また、理事長がどのお子さんとも本当に自然に接している姿も拝見し、「子どもたちも、働く人も、こんなに自然体でいられる場所があるんだ」と嬉しい驚きを覚え、就職を決めました。
―障がいのある利用者の方たちと関わるようになって、学んだことがありますか。
「障がい」と一言で言っても、実際は「一人ひとりが全員違う」ということでしょうか。誰かと関わりながら遊びたい人もいれば、何も無い場所で一人でいるほうが安心する人もいます。ですから、一人ひとりにあった対応をしなくてはいけないし、一人ひとりに目を配らなくてはいけません。覚えることが多いので最初は戸惑いもありましたが、皆が何事もなく1日を過ごして笑顔で帰っていく、そんな「なんでもない一日」を今日もつくる手助けができたという満足感と達成感が、今は日々のモチベーションになっています。
―仕事と家庭の両立はどうしていますか。
実は結婚して子どもが生まれた時に、1回退職したんです。仕事は楽しかったのですが、出産前までは夜勤もしていたので、子どもができたことで皆に迷惑をかけたくないと自分で思い詰めてしまって・・・。でもその後理事長から「戻っておいでよ、あなたができる働き方でいいのよ。無理はしなくていいの」と声をかけていただいて、もう一度こちらで働くことになり、子どもが小さい頃は夜勤や日曜出勤には配慮をしていただいていました。現在も子どもの行事などの際には、希望を入れてお休みをいただいています。
―社内制度を利用して、資格を取られたと伺いました。
2年間学校に通い、准看護師の資格を取得しました。午前は仕事、午後は学校という慌ただしい毎日ではあったのですが、資格手当がもらえるようになりました。専門的な研修や担当者会議にも出席するようになるなど任せてもらえることも増え、自分のスキルアップを実感しています。
―どんな人に向いている仕事だと思いますか。
「楽な仕事です」と言ったら、嘘になります。覚えなくてはいけないこともたくさんあるし、命に関わる仕事ですから、厳しい指導を受けることだってあります。でもだからこそ、今度はこれができるようになったぞ、と自分の成長と達成感を感じられるのだと思います。「自分らしくありながら、やりがいを感じたい」そんな人に向いている仕事だと思います。
土井さんのある一日の仕事
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出勤と申し送り
利用者さんの夜間の様子について、夜勤スタッフから申し送りを受けます。この日の利用者さんの記録やスケジュールを確認します。
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リハビリテーション
理学療法士、作業療法士が生活に密着したリハビリを実施するサポートを行います。
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昼食介助
栄養士・調理士が調理した食事を、利用者さんに合わせて食事介助を行います。
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トイレ誘導・排泄支援
トイレ誘導・トイレ介助・オムツ交換を行います。
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会議出席
利用者さんの担当者会議に出席しました。快適なサポ-トができるように情報交換を行います。
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申し送りと退勤
夜勤スタッフへ申し送りを行い終業します。
―この仕事に就いたきっかけは何ですか。
以前は保育士として、保育園の臨時採用として働いていました。正職員で働きたいと思いハローワークで目にしたのが、かぞくの家さくらです。保育園では自閉症のお子さんの加配に付いていたこともあり、面接を受けることにしました。当時かぞくの家さくらは、障がいの有無に関わらず子どもを一緒に養育する施設を運営していたので、とても興味を持ちました。
※加配・・・障がいなどで集団生活に困難がある児童のサポートを行う担当職